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一斉テスト時間割

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 本日で一斉テスト10日前となりました。 こちら、当日(5月23日(木))の時間割です。  40分間のテストなのでいつもの授業より短めですが、地道な暗記が必要な科目、問題演習の対策が必要な科目と、盛りだくさんになっています。しっかり勉強して臨みましょうね!(前日は1日お休みなので、きちんと計画を立てて有意義に使いましょう)  午後は防災訓練があります。「もし大震災が起きたときに、全員学校に泊まることができるか」ということを検証してみます。中杉の防災訓練は他と一味違います。お楽しみに。

課題図書紹介『走れメロス』(太宰治短編集)

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中杉課題図書100冊の旅、7冊目はこちら。こちらも確認テストは5月20日朝です。 太宰治『走れメロス』(ハルキ文庫) 📖  太宰治の代表作「走れメロス」と一緒に収録されている「トカトントン」という話を紹介します。  この話はある悩みをもった26歳の青年の話です。その悩みとは何かやる気になったときに「トカトントン」という音が聞こえてきて、その音を聞くとやる気が削がれてしまうというものです。熱中する趣味があるわけでもなく、だが死ぬ気にもなれず、ただただ無気力に生きる青年の日常が“とある人への手紙”という形で描かれています。読み進めるうちに、彼が「トカトントン」という音を初めて聞いたのはいつのときだったかということを知れます。私は、この青年が手紙で伝えたかったことは、きっかけとなった出来事の残酷な様子と、その終焉を伝える報せを聞いた時のとてつもない喪失感を伝えたかったのではないかと思いました。 (5組図書委員Su) 📖  今回は『走れメロス』に収録されている「富嶽百景」について紹介しようと思う。  この話の特徴は、作者太宰治が師匠である井伏鱒二の紹介で知り合った妻と結婚する頃の作品ということで、明るくどこかユーモアに溢れた空気感が漂っているというところである。あらすじは、富士山について否定的な考えを持つ主人公が富士山の見える御坂峠で数ヶ月間過ごすというお話だ。主人公が数ヶ月の間に様々な人と関わり、それぞれの人にとっての富士山を知ることで、どこか否定的に捉えていた主人公自身の気持ちも前向きになっていく。  有名な「富士には、月見草がよく似合う」という表現も出てきます。主人公の心情によって姿を変える富士山があることを知って、自分にはどんな姿が見えるのか試してみたくなる作品でした。(5組図書委員Sa) 収録作品は「懶惰の歌留多」(1939)「トカトントン」(1947)「走れメロス」(1940)「富嶽百景」(1939)「黄金風景」(1939)計5編。「青空文庫」のサイトでも読めます。 太宰の作品は前期・中期・後期と作風が異なります。(どんな作風か、検索するといくつかのサイトで読むことができるでしょう。)実家からの勘当等、数々の挫折を経験した前期は破滅的、結婚し自身の家庭を築いた中期は自由で肯定的、戦争を経てなお執筆に至る後期は再び破滅的・退廃的な作風を有すると言われます。 今

球技大会1日目ダイジェスト

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1日目の様子です!青空のもと、サッカー・バレー・バスケで全力を出し闘いました⚽️🏐🏀✨️よかったらPCの全画面モードでも御覧ください😊 (この日にあんまり映っていないクラスの皆さん、2日目に撮りに行きますね!) この日は球技大会企画委員や運動部の皆が大活躍!運営や記録、審判等をし大会を支えてくれました。どうもありがとう! プレーや応援を通じて、クラスの仲間の素敵な一面を知れたことと思います。2日目も全力で楽しみましょう! ※写真のうちわは教室の中だけで使いました✋

球技大会1日目!

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 1日待った甲斐あって、文句なしの晴天でしたね! 色とりどりのクラスTシャツが揃い、球技大会が開幕! 準備運動は中杉体操でした…この日晴れてデビューの1年生、まだまだぎこちないパーツも…😅11月の体育祭ではバッチリ決めます‼️ここから伸び代しかありませんので、どうぞご期待ください✨️ (やっぱり足がもつれるよね💦これを書いている教員もいまだできません…そしてなぜか、この動画だけ向きが縦になりません…動画撮影テクも今後の伸び代に期待し、ご笑覧ください🙇) 開会式の最後を飾るのは、ダンス部によるチアの披露です!なんとか見逃すまいとおんぶし合う人達も。ヒーローショーを観に来た親子のようでした😆 とってもキュートで見事なチアでした!踊っているのは2・3年生。1年生は、傍で控え、衣装替えのアシスタントをしたり、撮影スタッフとなっていたり。来年は皆さんも踊る側ですね!今からとっても楽しみです。 さて、各クラスのTシャツはこんな感じです!快く撮影に応じてくれたboys、ありがとうございました✨️ 1組。「1年1組ポーズ」でスマイル! 2組。「充電120%」です! 3組。鮮やかな黄色に明るいスマイルマーク! 4組。担任の先生の名前ロゴがかっこいい! 5組。後ろ姿、Tシャツだけの姿、ジャージを羽織った姿、いろいろなポーズを取ってくれました😊 6組。懐かしい!昭和世代には堪まらない!なめねこです。 7組。情熱的なオレンジ色をうまく活かした太陽のマーク。宇宙を飛ぶ勢いで! 8組。ハートの近くにいるのはいつもMs.Yuko❣❣❣ もっとデザインを近くで見たい、という皆さん。 公式Instagram を御覧ください! 続きはまた明日⚽️🏐🏀 ※明日は自宅学習日です。一斉テストの勉強もしっかり進めましょうね!

e-Portfolioを作成しましょう

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 昨日のLHRで連絡しましたが、中杉では高校3年間の活動記録をe-Portfolio(と名付けられたスライド)に収めていきます。 5月15日〆切で課したのは「オリテン合宿の報告」。写真や感想をスライド一枚に記録し、提出ボタンを押します。昨日作って早速提出している人も。いくつかご紹介しますね! 綺麗な川ですね!行きの車窓から撮ったのでしょうか。長野に近づくにつれてワクワクしましたね🚌 部屋のメンバーで声を掛け合って、ルールを守り、自由時間はたくさん笑って過ごせましたね😊 チャレンジワークショップが一番の思い出、と書いている人が最も多かった気がします(次に多いのは綿あめです😂)。澄んだ空気と豊かな自然の中、皆で課題に取り組むうちに心の距離がどんどん近くなりましたね👟🏔️ アイスパーティー!楽しそうですね🍦🍧体育館で運動したことも楽しかったですね! 国語のテスト難しくてごめんなさい…もう慣れてきたかな? 継続して記録をつけることで、学んだこと身についたことをいつでも思い出せ、自身の成長の足跡も確認できるようになると思います。ごくごくシンプルな記録で構わないので、そのとき知ったこと・考えたことを折に触れて画像や自分の言葉で残していきましょう。 さて、この3月卒業した先輩達(59期生)が3年生のときに作成したスライドもいくつか紹介しますね。テンプレ通りに作ってもOKですし、こんなふうにアレンジするのもOKということで、参考にしてみてください。力作揃いです。 まずは表紙から。だいぶ盛っててもOKです。(うーんでも、似てると言えば似てるかも?) 明日から始まる球技大会もぜひいつかスライドに! ※1年生は、グラウンドでクラスの集合写真を撮るのは難しいかも これは3年生の特権かな… その他、LHRでのイベント等も、感想を書いておくといいですね。↓は6月に行う「ようこそ卒業生」です。先輩が来校し、大学生活について語ってくれます。 部活動で頑張ったことも、記していくといいですよ。 勉強の記録もよかったら。2.3年生で受けたケンブリッジ英検の振り返りです。後で見返すと、きっとためになると思います。 課外活動の記録もぜひぜひ。↓は、近隣の小学校に出向き、小学生に勉強を教える「学習ボランティア」です(夏休みに行います)。 いかがでしたか?シンプルでも凝ってもOK。このスライドをど

文化祭企画を考えています(LHR)

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 5月1日と本日のLHRで、クラスごとに文化祭の出し物を考え始めています。 委員さんが主導し、どの部門に応募してどんな企画を実行しようかあれこれ検討中です! 13日は参加部門届の提出〆切日、その後部門が正式に決まると、具体的な企画書を6月5日に提出します。秋(9月)の行事ですが、今から着々と動いています。 多くの方に楽しんでいただけるよう、皆でたくさんアイディアを出していきます!ぜひいらしてくださいね。

課題図書紹介『52ヘルツのクジラたち』

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中杉課題図書100冊の旅、すでに5冊が終わりました。6冊目はこちら。今回から順次、図書委員さんが書いてくれたレビューをこの学年ブログ内で紹介していきます。  町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中公文庫) 📖主人公・貴瑚の今を生きる姿と過去の自分の生き方に苦しむ姿が交互に描かれていき、繊細に描かれていく。読み進めるうちに、現在の貴瑚の中から生まれてくる力強さが少しずつ表現されていっているのがこの「52ヘルツのクジラたち」の魅力だと思う。出会った少年をかつての自分の姿と重ね、交流も重ねていくうちに彼女が自分の中で死んでいたものが緩やかに蘇っていくのを感じる彼女の姿が丁寧に描かれていた。また、彼女の周囲の人々にも存在する葛藤や後悔などの暗い感情も鮮やかに書き出し、私に強い印象を与え、どんどんページを進めたくなった。 透明感のある情景を感じさせる文章で作り上げられた作品だと私は思った。(6組図書委員) 傷ついた過去を持つ人が救われる時、それは現在の自分が過去の自分と対峙し、自分が自分を救うことができた時――というのがこの作品の一つのメッセージかもしれないですね。委員さんの書いた通り、貴瑚は少年との出会いを通じて過去の自分と出会い、少年を支える形でかつての自分自身も救っていくのです(貴瑚が「力強さ」を伴う様子は、そんな過程で読者に伝わるのでしょう)。皆さんもぜひ読んでみてください。 私は、アンさんの不器用さが本当にもどかしく感じられました。他人との距離感をどうとるかって、今まで自分がどう生きてきたか/どう育ってきたか ということが大きく関わって来ると思います。相手に求めるものは尊くても、それが過度になったりうまく伝わらなかったりするのは、往々にしてほどよい距離感を築けないゆえだと思うのです。描かれていないアンさんの時間の中で、アンさんはきっと貴瑚との距離感について悩みもがいたに違いありません。誰にも助けを求めず、一人静かに、優しく、深海に佇むクジラのように。貴瑚の幸せを思うあまり、貴瑚の知らないところで行動に出たアンさんのやり方は踏み込みすぎだし勝手に動きすぎだし、距離感が明らかにおかしい振る舞いでしたが、不器用なアンさんなりの、そう育ってきたアンさんなりの、精一杯の誠意を表したのかもしれないですね。貴瑚がアンさんの思いを知り貴瑚なりに受け止めたこと、それも"