課題図書紹介 王城夕紀『青の数学』(新潮文庫nex)

 今期の課題図書、2冊読み終えましたか?一斉テストの勉強の息抜きにページをめくってみてください。


『青の数学』レビューをお届けします。


📖この本は、数学に魅せられた男子高校生「栢山」が、ネット空間での数学の決闘や、数学オリンピックに向けた強化合宿を通して、「数学とはなにか」について自他に問い続けながら成長する姿を描いた物語です。
 この本の特徴は、「なぜ」という問いかけが何度も繰り返されるところです。なぜ数学をするのか、なぜ数学で争うのか。登場人物がこの「なぜ」を追求しながら数学の魅力について語る姿が印象的でした。
 彼らが真剣に数学に向き合う姿勢から、タイトルである「青の数学」の「青」とは青春のことであると理解できました。数式は頻出しますが、自力で解く必要はないので、青春小説として楽しめます。数学の好き嫌いにかかわらず多くの人に読んでもらいたい一冊です。(1組S君より)

そう、数学が苦手な人も得意な人も、数学の楽しさに触れられる物語です。(だからこそこの時期に出しました!😁)ぜひ一斉テストの…(以下繰り返し)





話は変わりますが、最近3年担当の先生が教えてくださった、このX(旧Twitter)


…これ、今、3年生の課題図書になっている一冊なんです!ぜーーーーったい中杉生ですよね!と沸き立ちました。

街で見かける高校生、手にしているのはあの人もこの人もスマホではないでしょうか?(まあ、大人もですが…😅)文庫や新書を手にしている姿って本当に尊く映るし、それがエッジの効いた本だと思わずしばらく眺めて話しかけたくなっちゃう!なんて気持ちが傍を通りかかる人達に生まれてくるんだなあと思ったポストでした。(私は、マリナさんが書名を『』にしているのがエモかったです!)