課題図書紹介『人魚の眠る家』

📖東野圭吾『人魚の眠る家』
✎皆さん、「死」を定義しろと言われたらなんと答えますか?

大前提として、「死」の捉え方は文化や宗教、分野によって異なるため、正解はありません。それを踏まえ辞書を引くと、「心臓や呼吸などの生命維持活動が不可逆的に停止した状態」と出てきますが、これに納得できる人は多いでしょう。多くの人の共通認識として存在する心臓や呼吸が止まってしまったら「死」であるという考え。しかし、日本の法律で定められている「死」は必ずしもそれには該当しないということをご存知でしょうか。
『人魚の眠る家』は呼吸もしている、心臓も動いている、しかし死んでいるかもしれない「脳死」をテーマとした物語です。呼吸しているのに死んでいるだなんてありえないと思いますか?人魚の眠る家はそのあり得ない状況に陥った娘とその家族が登場します。ぜひ人魚の眠る家を読んで「死」とはなにか改めて考え直す機会にしてみてください。(3組 Kさん)


さて、これを課題図書に出し始めたのは58期(2022年卒業)のMさんのおすすめがきっかけです。Mさんは卒業論文で「臓器移植」を取り扱ったのですが、この小説を読んでその分野に興味を持ち、テーマに選んだとのことでした。なるほどね、ということで私達も読み、以来、中杉課題図書の定番となっています。

👇中杉生が作ったコマーシャル動画です