課題図書紹介と、ビブリオバトル

 11月10日までの課題図書紹介です。

📖井戸まさえ『無戸籍の日本人』集英社文庫

✏️この本は、著者である井戸まさえ氏が様々な理由で無戸籍となった人々を支援し、制度の矛盾に立ち向かっていく姿を描いたノンフィクション作品です。

 日本人には1万人以上の無戸籍者がいるとされ、実際はさらに多いとも言われています。著者自身も「民法722条」によって子供が無戸籍になった経験を持ち、その体験や政治家としての人脈を生かしながら、複雑な事情を抱えた依頼者を支援していきます。制度改革への取り組みや、無戸籍者が戸籍を得るまでの実際の過程などが書かれており、社会問題と人々の生の声の両面から学べる一冊です。(8組Iさん)


さて、10月19日(日)、東京都の高校生を対象にした「ビブリオバトル」が開催され、図書委員のYくんが出場してきました。


Yくんが紹介したのは1年生の時の課題図書だった『永遠の証明』。これを読んだら数学を言葉で表すことの面白さにはまり、実際に数学の点数が上がった!とスピーチしたら会場から感嘆と笑いの声が。ほんとに、本は自分を変えるきっかけになりますよね。

他校の皆さんのプレゼンが素晴らしく、本を通してこうしてつながれるっていいなあと思えた大会でした。

行事に授業にクラブ活動に・・・最近は特に忙しい日々ですが、本を手に取り、自分と向き合う時間も大切にしていきましょう📖💕