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3月, 2025の投稿を表示しています

春休みの課題図書紹介

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 春休みの課題図書紹介です。もう読みましたか? 遠田潤子『月桃夜』(新潮文庫) ✏️かつての奄美で債務奴隷の子どもとして生きた鷲(フィエクサ)と、現代の海を彷徨う茉莉花が出会い、お互いの過去を吐露していく物語。 厳しい生活の中で2人で兄弟として生きていくと誓ったフィエクサとサネンだったが、次第にその重い愛は拗れて大きな過ちを犯してしまう。一方、交通事故に遭い7年間眠っていた茉莉花は、傍で支えてくれた兄に依存した矢先、その兄を肺がんで亡くし、兄の時間を奪った自分を恨んでしまう。フィエクサも茉莉花も、互いを思い合うほどに深い闇に落ちていき、どうしようもできない現実しかないという身の上にあり、そのことが切なかった。 この本を読んで、初めて奄美大島に債務奴隷制度等の過去があることを知り、大きな衝撃を受けた。この本はぜひ多くの人に読んでもらいたいと感じた。(5組 Oさん) 研修旅行のコースの一つ、奄美大島ですが、黒糖政策や方言札等、その歴史について調べると初めて知ることばかりかもしれないですね。 薩政時代の植民地政策を取り入れたファンタジーである本作品、皆さんは読んでどう感じたでしょうか。奄美に対して描いていたイメージとは違う、奄美の抱えてきた一面を垣間見た思いがするのでは。 研修リーダーコースの人達は、研修先に関する本を(課題図書の他に)一冊読むという宿題が出ています。4月12日の授業で読んだ本を紹介し合うので、ぜひいろいろな分野の本を探して読んでみてください!

カンボジア研修(グローバルスタディーズ)のお誘い(下見報告・第3弾)

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 大塚先生より、カンボジア現地報告第3弾です。 *** 今回の報告で最終回です。今回紹介するのはアンコールワットで有名なシェムリアップです。もちろん、アンコールワットは見学しますが、その他シェムリアップ郊外で社会起業家として活躍する日本人の方の活動現場を訪問します。また、シェムリアップでは、カンボジアサーカスの鑑賞やレストランやショップが立ち並ぶパブ・ストリートでの自由行動などを予定しています。 アンコールワット シェムリアップ郊外 ⑤KUMAE 日本人の山勢拓弥(やませたくや)氏が設立した一般社団法人。ゴミ集積所で働く人たちのためにバナナペーパー・モノづくりを軸に置いた雇用事業、語学などの教育事業を展開しています。KUMAEの施設では、バナナペーパー工房や養鶏場、コオロギ養殖場などにクイズ形式のパネルが設置され、訪問者が主体的に学ぶように工夫されています。社会起業家として第一線で活躍している山勢氏の思いを肌で感じ、皆さんの将来を考える機会にしてください。写真はコオロギの養殖場です。日本でもコオロギの食用に取り組む企業が増えていますね。 ⑥Natural Value シェムリアップ州郊外の農村⽀援を⾏う吉田南美氏によるソーシャルビジネス。「0から村をつくる」という社会貢献を目標に掲げ、カンボジアの今と未来をサポートしています。ホテイアオイという植物を使った雑貨ブランド「スロラニエ」の商品⽣産の現場訪問や農村の⼦供たちに情操・情報教育などを提供する「マンゴースクール」でのボランティア活動を行う予定です。また、事前学習でNatural Valueの活動する村のオンライン視察を行い、カンボジアの社会的課題を認識し、現地で⽣活フィールドリサーチを実施します。昼食は、村の大自然の中でカンボジア料理を楽しみます。 「スロラニエ」の商品作り マンゴースクール カンボジア料理 大自然のなかで食事を楽しみます グローバルスタディーズは、プノンペン・バッタンバン・シェムリアップの3都市を周遊し、観光旅行では行くことのできない現地企業、学校、NPO、NGO団体などを訪問します。カンボジアで様々な方と出会い、考え、体験し、国際社会で活躍するために何が必要なのかを探究してみませんか。是非、皆さんの参加をお待ちしております。

春休みの課題図書紹介

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春休みの宿題はclassroomにまとめてあります。計画を立てて学習しましょう! 課題図書のレビューを紹介します。 ①トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』(新潮文庫)  ✏️だれしもが1回は使ったことがあるであろうトースター。この本はそんなトースターをゼロから作る過程が描かれています。自分はこの本を読んで2つのことを考えました。 1つめは諦めずに取り組むこと、根気強さです。この本ではタイトルにある通り、材料などのものは全て自分で手に入れ、本当になにもない状態からトースターを作るという過程が描かれています。ときには難しい材料については協力を依頼しても断られてしまうなど挫折しそうになりますが、それでも彼はなんとかして手に入れようとする場面が印象的でした。 2つめは最後に述べられている「どれだけ他人に依存して生きているか」ということです。私たちは便利な製品を使うだけだが、それまでにはトースターのようにいろいろな過程があり多くの人が関わっています。また、その製品の作られ方や原理を知らないまま使っているものがほとんどだと思います。その点で多くの便利な製品はまるで魔術のような領域を広げていると感じました。しかし、そんな身近なものがどのように作られているのかを考えてみると世界が広がるのではないか、そんなふうに感じたおもしろい一冊です。(8組 S君) ✏️この本は題名の通り作者のトーマス・トウェイツがゼロから、銅や鉄などの原材料からトースターを完成させるまでが書かれています。内容はトースターを作るまでの過程を記したシンプルな内容です。しかしどこか人並み外れた「ゼロからトースターを作ってみた」という作者の発想や行動は意表を突くことばかりで、とてもワクワクしながら読むことができました。私は正直「普通そこまでする?」と毎回驚きながら読みました。また自分たちがそれぞれで道具を作れていた昔と専門の人しか開発できない道具の現代、専門職でもない人が今の人間のものづくりの限界を表したような実は深い内容の本ともなっています。(6組 Iさん) …ほんとに文字通り「ゼロから」トースターを作る話。この本は、以前ゲーム作家の山本貴光さんのお話を聞いたときに、オススメしていた一冊です。ちなみに話がそれますが、山本さんのお話はとても面白かったです  この、漢字の話 も面白いから時間...

フィールドワーク事前学習の様子が掲載されました(水族館コース)

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 1月のフィールドワーク(水族館コース)でお世話になった「特定非営利活動法人 海の環境教育NPO bridge」様のHPで、中杉での事前学習の様子を掲載していただきました。 こんな感じです 活動の様子も載せていただいています! 掲載ページは こちら です 詳細のPDFは こちら です ぜひ覗いてみてください!楽しかったフィールドワークが想起されますね。🐟️🐡🐬 Bridge様には当日の現地訪問においても水族館を案内していただき、また、事後の全体発表会にもご来校いただき、水族館コースの発表についてたくさんのアドバイスを頂戴しました。Bridge様、本当にありがとうございました!

カンボジア研修(グローバルスタディーズ)のお誘い(下見報告・第2弾)

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 大塚先生よりカンボジア下見報告の第2弾です。なんだか今すぐにでも行きたくなってしまいますね…!🌍️🛩️ *** 今回はゆったりとした時間の流れを感じる地方都市バッタンバンでの訪問先を紹介します。 カンボジア西部に位置するバッタンバンの街並み ③Phare Ponleu Selpak 1994年発⾜のフランス系のNPO団体。バッタンバンを拠点に、若者たちに芸術教育(絵画、⾳楽、パフォーマンスなど)を行っています。内戦で荒廃した⽂化復興・保全の⾏い⽅について学ぶとともに、ダンス・音楽・サーカスから一つ選び、カンボジアの伝統芸能を体験します。ギネス世界記録を持っているサーカスはお勧めかも・・・! ④Hope of Children(HOC) HOCはカンボジアのNGO団体。貧しく教育を受けられない子どもたちを受け入れています。HOCは、子どもたちが自立的に生活できるようにカフェプロジェクトを行っています。自分たちで育てた野菜を料理し、職業訓練の一環としてカフェで働いています。日本でカフェ文化を学んだ方を中心に日本料理も提供しています。皆さんもこのようなビジネスモデルに関わり、カンボジアの若者と一緒に新しいアイデアを考えてみませんか。Café HOC及びHOCの運営する孤児院を訪問します。

カンボジア研修(グローバルスタディーズ)のお誘い(下見報告・第1弾)

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 新2・3年生に先行募集をかけていた土曜講座「グローバルスタディーズ〜ソーシャル・アントレプレナーシップを育成する」。事前学習を行い、夏休みにカンボジアで現地研修を実施します。 現在、下見に行っている担当の大塚先生から現地リポートが送られてきましたので、皆さんにもお届けします。まだ参加枠に空きがありますので、気になっている人は是非参加を検討してみてください! ~大塚先生より~ プノンペンの街並み 「グローバルスタディーズ~ソーシャル・アントレプレナーシップを育成する~」の下見報告です。第1弾は、急速に発展している首都プノンペンの訪問先を紹介します。 🌍️訪問先はこんなところです🌍️ ①ブレア・シソワット高校 国立の約5000人が通う中・高一貫校。高校1年~3年の生徒と文化交流を実施します。また、英語でコミュニケーションをしながらプノンペン市内を散策し、同世代の人たちと日本とカンボジアの未来について語り合います。🏫 ②Lyly Food Industry 米菓で貧困層の栄養改善を目標とするカンボジアの会社。近年、亀田製菓との合弁会社を設立し、アジアだけでなく、北米、アフリカにも米菓を輸出しています。日本とカンボジアの企業が協力して社会的課題の解決を目指します。お煎餅が世界を救うかも・・・🍘 *** この他、メコン川クルーズなどを実施する予定だそうです。 研修旅行で韓国・マレーシアに行く人もいますが、この土曜講座の特徴は ・研修旅行よりも少人数 ・アントレプレナーシップに焦点を当てて社会課題解決を学ぶ(※) ・学年を超えた仲間とともにカンボジアに行く ※韓国はグローバル・パートナーシップ、マレーシアは多文化共生をテーマに研修します 等が挙げられます。より深く一つの課題に目を向けて探究してみたい人、起業や社会課題解決に関心がある人、アジアにおける市場開拓の実情を知りたい人等にオススメの土曜講座です。よかったらぜひ!

ポロシャツの素材が改良されました

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終業式の日に体育館前ロビーで展示がありましたが、夏服のポロシャツ素材が少し改良されたとのこと。 従来のものより速乾性・伸縮性に優れているそうです。 夏服なので皆さんにはまだピンとこないかもしれませんが、買い替えを希望する際は思い出してみてくださいね。

終業式

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  だいぶ更新に間が空いてしまって失礼しました…時々覗いてみてください! 3月19日は終業式が行われました。なんと午前中は雪が舞いました!急に冷え込んだ一日となり、登校も大変でしたね。 1・2年生だけの体育館は、広々としてちょっと寂しくもあり…。3年生の先輩達がいなくなったことを改めて実感しました。 校長先生のお話の後に表彰が行われ…(写真は1月のスピーチコンテストで入賞したYさんです✨️) 飯田先生から最後のご挨拶がありました。 …先生から出された「最後の宿題」、どうですか?取り掛かっていますか?😊ずっとずっと忘れずに、お互い一生かけて取り組んでいきましょうね📝 先生は62期生の卒業式に参列なさると約束してくださいましたが、きっとそれほど時が経たずともいらしてくださると思います(文化祭とか体育祭とか…?)、そのときを楽しみに頑張っていきましょう! 先生、ありがとうございました! 終業式後は生徒総会を行いました。総務会の皆さんがキビキビと動き、滞りなく終えることができました。 HR終了後、ユニティ研修の説明会も行われました。業者さんの説明の他に… 前回の研修に参加した卒業生も来校、充実した研修内容の報告をしてくれました。 来年度は中杉生がユニティへ渡航、再来年度の4月にユニティ生を受け入れる予定です。 ユニティカレッジと中杉は、姉妹提携校として長らく交流を続けてきています。 両校の親睦を深めるメンバーに皆さんもぜひなってください! 皆さん1年生修了、おつかれさまでした。はじめての中杉生活、いかがでしたか? 様々なことがあったと思いますが、まずは、合格し入学してからここまで来られた自身をどうぞ称えてくださいね。👏 4月からまた新なスタートです、いい日々にしていきましょう!🌸

先端デジタル機器体験会(3Dプリンター体験会)

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 本日、校内で希望者を対象にした「3Dプリンター体験会」が開かれました。 (今回、1年生は「3Dプリンター機器体験」のみ申し込んでいたので、こちらの報告だけしておきます。プログラミング体験会はぜひまたの機会に参加してみましょう!) 先生の説明を聞き… どんなデザインにしたいか自分達で考えます! デザインができたら3Dプリンターへgo。右下の画面に出来上がりデザインと残り時間が表示されます。 3台のプリンターがフル稼働! 思わず動画を撮る人も… こんな感じで動いていました! さて、出来上がった作品はこんな感じ。両端は「3D体験会 20250311」。くっきり浮かび上がって、素敵な作品となりました! なんと↑の中央の白いハートは、赤いハートに嵌め込む形に。敬愛する先生へのプレゼントだそうです!粋ですね! 技術や道具の進化でできることが増えていきますね、理数探究に進みたい人は自分ならどんなことをやるかぜひ考えてみてくださいね。

中央大学を利用しよう!(企画紹介)

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 授業がなくなり一気に自由な時間が増えたのでは?この機会に、何か始めることを考えてみませんか? 今回は、中央大学からご案内頂いた企画を紹介します。いずれも多摩キャンパスです。 ①大学の図書館が利用できます(~3月31日まで) 3月31日まで、附属高校生は中大の図書館が利用できます。詳細は こちら 大学の図書館は専門書の宝庫。取り扱うジャンルも広く、普段目にしない書籍や資料を閲覧できます。研修リーダーの人達は、春休みに訪問地に関する本(や映画等)を読む(観る)宿題が出ていますよね。この機会に中大図書館で探してみては? ②アントレキャンプが開催されます(3月27日) 以下の通り、「グローバル館」で1DAYワークショップが開催されます。中央大学入学予定の高3生だけでなく、附属校生なら1.2年生も大歓迎だそう!オススメの企画です!!いかがでしょう?先着順ということで、興味がある人はぜひ、思い立ったときにすぐ申し込んでみてくださいね。きっと一歩踏み出して参加してみると楽しいですよ! ・日時:3月27日(木)10:00-18:30 ・開催地:中央大学多摩キャンパス グローバル館6階・7階 ・対象者:2025年度中央大学(全学部対象)に入学予定の高校3年生および附属の高校1.2年生 ・定員:80名 ※定員になり次第締め切ります ・参加費:無料 ※会場までの交通費、昼食等は各自負担となります ・イベント内容  専門の講師や中大生のファシリテーターと一緒に 、社会課題解決にチャレンジする1DAYワークショップ 詳細が載っているwebページは こちら ③経済学部 科目等履修生募集のお知らせ(4月15日~7月22日) 科目等履修生とは、高校生が大学の授業を受けられる制度です。 附属校生が受講すると、授業料が免除されたり、入学したのちに卒業所要単位になったりと様々な特典があります。経済学部進学の可能性がある人は、ぜひ受講してみてください! ※詳細は学年のclassroomで駒ヶ嶺先生が告知しています。 ※ 書類の学内締め切りが3月12日となっています(要住民票) 。興味がある人はお家の方とも速やかに検討してみてください😊(過去、1年生も多数申し込み、受講してきました。) コロナ禍でほとんどオンライン受講になりましたが、過去に受けた生徒(58期生)の感想です➡️ こちら   もしか...

🌸60期生の皆さん 卒業おめでとうございます!🌸

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 昨夜の霙(みぞれ)もすっかり止んで、青空に恵まれた中、卒業式が挙行されました。 チュー王子も60期生の卒業を寿いでいます! 受付では生徒総務会の皆さんが大活躍。 壇上には学年スタッフの先生達が。演台のお花は、華道部の皆さんが生けてくれました。 校歌斉唱。60期生らしい、まっすぐな声が会場内に響き渡りました。 卒業証書授与。担任の先生の呼名に元気よく返事をし、校長先生から一人ひとりに証書が渡されました。 記念品贈呈。60期生の皆さんから、卒業記念品として第一体育館前ロビーに椅子とテーブルが贈られました。 いただいたものはこちら👇️になります。ありがとうございます、憩いの場となる新たな空間ができました。大切に使います。 学校長式辞。校長先生からは、自分を信じて行動してください、というお言葉が贈られました。 祝辞。中大国際情報学部長の平野先生からお祝いの言葉を賜りました。AIが進化する今だからこそ、私達人間の判断が大切となるというお話でした。 校長先生の式辞も、平野先生の祝辞も、終業式に配信される学校通信「杉燦(さんさん)」のなかで全文が紹介されます。ぜひ読んでくださいね。 卒業生代表挨拶。Sさんが務めました。 重枝先生との思い出と感謝も織り込まれた挨拶で、胸を打たれました。こちらも全文が学校通信「杉燦」に掲載されます。60期は1年生のときに重枝先生が学年スタッフとして入っており、担任を務めていらした学年です。こちらも、ぜひ読んでください。先輩と、重枝先生の思い出が共有でき、きっと、皆さんの中に再びあの笑顔の重枝先生が蘇ると思います。 卒業生退場。ずっと待機してくれていた1・2年生はここでようやく出番でした!誇らしい顔で退場してくる先輩を、拍手でお迎え&お見送り👏。みんなが終始盛り上げてくれ、先輩達も嬉しそうでした。 こんな感じでした!1.2年生がたくさん来てくれたので、長い花道となりました。緊張が解け次々と60期生の顔がほころんでいました。 最後のHRです。各クラスの先生方からはなむけの言葉を。 この教室で、全員で集まるのも今日で最後…!しみじみします。 HR終了後、先輩達は第二体育館へ。生徒会やクラブごとに集まり、待っていてくれた後輩に会いに来ます。一気に明るく賑やかな場となりました。(1.2年生の皆、ずっと待っていてくれてありがとう!) 先生の最後のあ...