課題図書紹介 水野敬也『夢をかなえるゾウ1』(文響社; 新装版)

 課題図書100冊の旅、17冊目はこちらです。


「小学生の頃に読んだ」という人も。どこかすっとぼけたガネーシャのペースにいつの間にかどんどん巻き込まれる〈僕〉にクスッとしながらページを捲るうちに、読んでいるあなたもちょっと元気が出てくるのでは。

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📖「おい、起きろや」という聞きなれない声で目が覚めた主人公は、自称神様でまるでゾウのようなガネーシャと出会う。それはダメダメ生活を送っていた主人公が「自分を変えたい」と酒に酔いながら話していた相手であるインドで買ったゾウの神様の置物の姿だったのだ。

この本は、ガネーシャからのアドバイスによって日々のちょっとした工夫を積み重ねることで主人公が変わっていく物語だ。主人公は社会人だが、学生である私たちにも活用出来るものも多いと思う。私はこの本を読み、多くの人が勉強や部活あるいは人間関係に追われるような毎日の中で、ちょっとしたことから人間性を鍛え、自分を変える第一歩を踏み出すきっかけを与えてくれるかもしれないと感じた。

何かを変えたいけど何を変えればいいか分からない、あるいは何をしても続かないという人は特に役に立つ1冊です。(1組 H君)


📖僕が『夢をかなえるゾウ』という本の中で印象に残ったことは「ガネーシャ」と呼ばれる象の神様が時々関西弁や冗談を話すという、"神様”とは思えないギャップです。そんなに面白い「ガネーシャ」だけど、自分にも当てはまるようないいアドバイスをくれるので、落ち込んでる人とかに読んでほしいと思いました。僕がいいなと思ったアドバイスは「その場で『今日から変わるんだ』て決めて、めっちゃ頑張ってる未来の自分を想像するの楽やろ。だってそん時は想像しとるだけで、実際にはぜんぜん頑張ってへんのやから。つまりな、意識を変えようとする、いうんは、言い方変えたら『逃げ』やねん」というものです。どんなに自己啓発に関する話を聞いて意識を高めたとしても、行動しなきゃ意味がないと思い知らされました。自分の夢をかなえるために頑張ろうと思いました。(3組 I君)