本日の探究(2年生によるアカデミックプロエクトの成果発表)

 

STEAM探究プロジェクトのスライドより。精鋭たちがエントリー!


フィールドワークも終えて、一段落ついた1年生の探究。

本日は、2年生をゲストに呼んで、今年度の探究でどんなことに取り組んだか発表していただきました。


本日来てくれたのは「アカデミック・プロジェクト」の5組。それぞれ仲間で問いを立て、自分達なりの答えを出した敬意やわかったこと・実施したことを披露。興味深いテーマばかりで、1年生も身を乗り出して聞いていました(笑い声やどよめきもたびたび起こって、楽しいひとときでしたね!)。



【法学・政治学プロジェクト】
社会問題として注目されている「ハラスメント」について調査。高校生はどんなことが嫌だ(ハラスメントだ)と感じるのか、アンケートも行いました。

「B型でしょ」「AB型っぽいよね」…これは"ブラハラ"!🙅「(カラオケで)次の曲早く入れなよ」…それは"カラハラ"!🙅‍♂️どよめくフロア。普段何気なく友人相手に言ってしまっているかもしれないですね…「受け止める人によって感じ方はそれぞれだということを認識しておくことが大切」。なるほどですね。調査に基づいた考察にとても納得しました。


【商学・経済学プロジェクト】

このプロジェクトのアドバイザー、渡辺教授にお誘いいただき、Jリーグを観戦して観客動員の工夫を考えたり、聴覚障がいをお持ちの方が取り組む「デフ・フットサル」を体験してどんな課題が見つかるかを考えたりしたチームの発表を聞きました。サッカーを熱く語り、スポーツ愛が伝わってきましたね。好きなことに取り組むのが探究、ということがよくわかりました。ユニバーサルスポーツ、高校生もどんどん関わっていけるといいなと思いました。


【文化活動プロジェクト】

アニメの聖地巡礼で実際に秩父市と藤沢市を現地訪問。その街の人達や役所にインタビューを行い、アニメが地域経済に与える影響と課題について調べました。二地域に共通して言えるのは、コンテンツ・ツーリズムは継続的な観光客獲得のための入り口部分にすぎない、と捉えてまちおこしをするのが理想だとのこと。両市とも、移動に必要な交通機関をうまくエンタメ空間としている工夫が伺えたとのこと。訪問してこそわかることがたくさんあったことが伝わりました。


【グローバルプロジェクト】


不当な児童労働等の問題に着目し、文化祭でフェアトレード商品のマカロンを売るまでの過程を報告。業者さんとの交渉だけでなく、学校内でも冷蔵庫の使用やお金の立て替え等について、様々な先生たちとの交渉事にも一つ一つ取り組んだチーム。困った局面を迎えたときも試行錯誤しながら乗り越えついに販売へ!完売に至るまでの道のりにはいろいろあったけれど、そのたびにクリアした経験を聞かせてもらい、とてもワクワクしました。


【STEAM探究プロジェクト】

STEAMプロジェクトの発表は「最強の消しピンはどれか」というテーマ。駒(「選手」)をいろいろな形にし、比較検討と考察を重ね、ついに出た答えは…!!!!……驚きの結論に笑ってしまいましたね。メンバー曰く、このテーマにたどり着いたのは何か面白い身近なことを数学的な面から解明したかったから、とのこと。発想は斬新で、ランキング表や試合のルールは整然としていて、随所でおおっ、と歓声が上がった発表でした。


好きなこと・面白そうと思ったことに真面目に取り組んで追究する…先輩たちのおかげで、2年生での探究のイメージがつかめた楽しい会でした。

本日のプロジェクト5つ(アカデミック・プロジェクト)と研修リーダープロジェクト5つ、計10個のプロジェクトから2年次の希望所属先を選んでもらいます。classroomに本日のスライドとformsを配信してあるので、よく考えて申請してくださいね!