防災訓練を行いました

 一斉テストが午前中で終了し、午後は防災訓練を行いました。

中杉の訓練は、まず「地震速報」のサイレンが鳴り、机に潜るところから始まります。

(皆、これをとっても真面目にやります。大震災は来てほしくないけど、いつか本番が来てしまってもきっと中杉生なら大丈夫!)


本日のテーマは「応急手当&搬送の仕方をマスターしよう」でした。

普段壁にかかっている非常持ち出し袋の中身を改めてチェックし、いざというときに怪我した人を助けることができるよう、三角巾・ラップ包帯等を実際に使ってみました。

各教室で防災士・菊地先生のレクチャーを見ながら三角巾を広げてみます

患部にガーゼをあて、ラップ包帯でくるくると巻いていきます

骨折していたら、教科書やノートを接ぎ木代わりに使い固定。

三角巾を広げて腕を覆い、負傷した部位が動かないようしっかりと結びます。

完成!

右手でも左手でも、巻き方を覚えたので対応できます👌

ときには頭を怪我することも。ラップ包帯や三角巾を巻いて止血に努めます

数々の負傷者も手当成功………!?

手当を覚えた後は椅子を使っての搬送訓練です


5人でチームを組みます(1人は号令係、4人は椅子を持つ係)

担架がなくても大丈夫!女子が男子を持ち上げることもできました

奥の人が気持ち低めに持つと、深く座れて負傷者が安心するそう。↑もう、身を任せきっている表情ですね!

最後に校長先生から講評をいただきました


🚨皆の感想より🚨

思ったより、包帯を巻くことに苦戦した。慣れって大切だなと感じたので、今回の訓練で学ぶことが出来て良かった。

いざという時のために練習しておくのは大切だと思った。(知っているだけでは意味がなく、できないとダメである)骨折した人の固定の仕方を知らなかったので、知れてよかった。災害なんて起こらないから大丈夫などと思わず、自分事として捉えたい。

災害時、少しでも多くの人の命を救うために、誰もが動けるように訓練をするのはとても重要なことだと思いました。

三角巾の扱いが難しかった。もっと練習していざという時に役に立ちたい。

傷病者は大人の力のある人しか運べないと思っていたけれど、生徒でも運べると分かり、もし災害が起こってしまった時は私も協力したいと思った。

実践をしてみないと、知識があるだけでは実践できないと思ったので、こういう取り組みは非常に効果的だと感じた。

今までの訓練と違い自分たちでやることが多く、自分の行動の大切さがわかった。

今まで防災訓練といえば地震の避難訓練ばかりだったけれど、今回は実際に現場で使える三角巾の使い方や負傷者の運び方など、新しく学ぶことが多かった。

✅実演してみると少し難しいなと感じた。ただラップで巻くだけではなくきちんと圧迫させるためにどれくらいの強さで巻けばいいのかなど、やってみてわかる感覚があった。また椅子で負傷者を運ぶ方法など今まで見たこともやったこともなかったので、実際に持ち上げてみて声をかけ合うことがすごく大切だとわかった。

✅応急手当ての際には身近なもので代用していけることがわかった。骨折の時には、厚めの本とラップという医療用品ではないものでも怪我の悪化を抑制することができると知って、災害の時だけではなく普段の日常生活でも知っていればとても得することだなと思いました。非常用持ち出し袋の中身を活用し、身の回りの人を助けていけたらいいなと思いました。

中杉は防災対策にとても力を入れていることを感じた。これからも今日習った知識を忘れずに、いざという時に活かしていきたい。


皆さん、おつかれさまでした!中杉の防災訓練、これまで経験してきたものとは一味違うでしょう。実際やってみて初めてわかることがたくさんあるのだと、身をもって知れたひとときでしたね。感想でたくさんの人が「周りの人を助けられる人になりたい」と書いていて、皆、本当に素敵だなあと思いました。知識と経験が得られると、他者を救える人になれますよね。
「誰も失わない学校づくり」…中杉の防災のモットーです。まずは自分の身を守り、そして落ち着いて適切に行動し、他者を助け、コミュニティに貢献できる人になりたいですね。今回得た知識と経験は、きっと多くの人を救える武器になると思います。自助・共助の精神を常に持ち、これからも備えていきましょう。